スリップページ(=スリッページ)とは
注文したときのレートと実際に成立したときのレートの差のこと。
ある特定のレートを指定して「逆指値注文(=ストップ注文)」を出した場合、
その指定したレートよりも若干不利な方にズレたレートで成立すること。
またはそのズレそのものを指します。(滑ると表現する場合もあります。)
どうしてこのような現象が起きるのかというと、もともと「逆指値注文(=ストップ注文)」とは、
指定したレートよりも取引レートが不利な方向へと進んだ時点で自動的に成行注文に
切り替わり、その瞬間のレートで成立するような仕組みになっているからです。
また相場の急落・急騰など相場状況によりこのスリップページが大きくなる場合があります。
例えば、有事の際(戦争やテロ、自然災害)や重要指標発表時などが挙げられます。
<具体例>
118円ちょうどの売り「逆指値注文(ストップ注文)」を出していた場合、
取引のレートのBID(売り)側が118円ちょうど以下を初めてつけた時点で
「成行注文」として出されるため、そのレートで成立することになります。
したがって、仮に初めてついたレートが117.97円だったとしたら、
この売り「逆指値注文(ストップ注文)」は117.97円で成立することになり、
結果として「3銭のスリップページ(=スリッページ)」が発生することになります。
ちなみに、利益確定の「指値注文(リミット注文)」でも、タイミングによっては
指定したレートよりも有利なレートで約定することがあります。
あくまで私の経験ですが、約定力に定評のあるマネーパートナーズで
「指値注文(リミット注文)」が有利なレートで約定したことがあります。
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